『今でも想い出せば 泪がこぼれるだろう
小粋な言葉はいらないけれど 夢から醒めずにいたいだけ
お熱いのが好きBaby 心に灯がともるような
お熱いのが好きBaby 照れたりしないで心から』
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デビューアルバム「熱い胸さわぎ」の中の1曲。当時茅ヶ崎に住んでいたので歌詞の風景をリアルに感じながら聴いていた記憶がある。ワタシはやっぱこのアルバムと2枚目「TEN・ナンバース・からっと 」が好きだね。とくに1st.はいい。「茅ヶ崎に背を向けて」は歌詞もいいけど、メロがなんともかっちょ良くて、当時小学生だったワタシはビックリした記憶がある。
♪今でも想いだせば~
泪をこぼれした色恋を何度も繰り返してはズルすべって今に至るわけだが、幼いワタシが稚拙な色恋に破れた時にはいつもSoulとこの曲を聴いて鼻水をすすったものだ。思い返せばワタシはそのオトコを愛していたとかではなく、色恋のヒリヒリや甘ったるい言葉といった夢から確かに醒めたくなかっただけだったのだなぁ~と想う。ソレが証拠に次のオトコが出来るのも早ければ、忘れるのも早かった。
アノ頃のワタシが大好物だった「色恋のヒリヒリ」は、もう今となっては口に出来なくなってしまった。色恋のヒリヒリはスパイシーな「洋食」であり、甘美なデザートであり、食欲をそそる食前酒であった。
そしてワタシは今、天然の白いご飯を毎日ウマウマと喰っている
■恋はお熱く/Southern All Stars
:最初トホホなコントが入ってます~
Finis hendersonの曲ですな。本業はコメディアンなんだけど結構イケメンですなぁ~。
Finis君と言えば思い浮かぶアルバムは「Finis」だけね。そりゃそうだろう!これしか出してないのだからっ!Skip~だけ聴いてるとDisco!ダンクラ!とお思いでしょうが、実はこのアルバム、E.W.&F.のアノ!ギタリスト=Al McKayのプロデュースで、当時の西海岸系アーティストをドドドとバックに揃えている完全なる「AOR」アルバムである!ソレが証拠に’83のアルバムジャケはイケメンFinis君が素肌に皮でWildタッチな写真だったのが、後にCD化されたジャケは蒼い海のみ!イケメンの影なし!なんですなぁ。
Finisでググッってみますと、Motownにもかかわらず、やっぱAORとしての評価がとても高いよね。ちなみに、Skip~のギターはSteve Lukatherですわ。Finis君の歌声はファルセットっぽくてまぁ、頑張ってるんですが、BozがTOTOでそうであったように、『バックがイイと歌もイイ様に聞こえる』というところでしょうか。なんせこのアルバム、リズムが非常に心地よくかっちょエエ。CD版のジャケからもわかる通り、夏に「ながら」で聴くにはもってこいのアルバムですな。
ワタシのオススメは「CRASH ON YOU」ね。これはStevieがFinis君にプレゼントしたアイスミルクティーみたいに甘いバラード。Stevie独特の旋律は夏の夕暮れのあの風がピッタリですなぁ~・・・ まぁ、全部ピッタリなんすけどね。
この夏、勝負をかけるキミよ!使ってくれたまえっ!(笑)
オススメですっ!
■Finis/Finis henderson
:全曲試聴はCiscoでどうぞ~♪
■Skip To My Lou/Finis henderson
:ジャケットは「イケメンなし」の方ですな。いやぁ~、西海岸。