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Hello Darkness


roootooooreeekkuuuuuuu

トゥールーズ=ロートレック展に行ってきた。

場所は丸ノ内の三菱一号館美術館。1894(明治27)年、英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計され、三菱が建設した初めての洋風事務所建築が美術館として復活したのだ。話は逸れるが、この元事務所、素晴らしい!金かけてる!外観もさることながら、中がスゲー!石と木と硝子をふんだんに使ってる!中庭もロマンティックよ。ちなみに画像は2階から3階への階段。雰囲気あるでしょ?

話し戻ってロートレック。
もの凄く疲れた。理由は彼の「闇」を感じたから。

今回の展覧会はトゥールーズ=ロートレック美術館と三菱が所有してるコレクションを合わせた作品の展示という事で予想以上に作品が充実していて、ムーラン・ルージュやカフェ・コンセールなどの「ポスター作家」としての作品だけではなく、リトグラフや幼少期、プライベートに贈った作品など出展されていた。展覧会の常として年代別に展示されているので幼少期の作品から観ていったのだが、いきなり1枚の絵に凍りついてしまった。

ご存知の方が殆どだと思うが、彼は幼少期に片方づつ足を骨折した事により足が伸びず、足が不自由になってしまった。つまり、成人しても足は伸びず、小さな、杖が必要な男性だったのだ。

その絵はそういう事が判明した幼少期にわら半紙に木炭で殴り描かれたものであった。
横長の紙の真ん中にベッドに起き上がり微笑んでいる彼、その右上に机に腰掛け楽しそうに絵を描いている人物。そして、背景にはいくつもの「刃物」が降る様に描かれていた。ハッキリと剣とわかるもの、ライオンやトラの柄しか描かれていないもの、刃の部分が男性器に似たもの等。解説には「彼の微笑みに諦めと孤独を感じる」とあったが、ワタシはその彼の顔を観た瞬間、ドン!と感じた。彼は微笑んでなんか、ない。嗤っているのだ。自身の境遇に、身体に、運命に「何でオレが」と。心にドス黒い澱が溜まった子供は、薄っすらと嗤い出す。この世を見上げ、全身に鳥肌を立てる程の怒りと恨みと哀しみに呑まれながら、ヘラヘラ嗤うのだ。

そんな彼の「闇」を何故だか感じてしまったせいか、それ以降の彼のどの作品を観ても彼のいびつな心が見えて、どんどん辛くなってしまった。まるで彼の心の開け無くてもいい扉を開けて行く様な・・・。

最初の扉。
もともとムーラン・ルージュのポスターを見ても「この人斜めに見てるな、楽しそうに描かないな」と思っていたのだが、「ソレ」はリトグラフになると露呈する。まず、彼は本当に良く人を観ている。そしてほんの一瞬、その相手が本性や本音を漏らす瞬間を見逃さない。その一瞬の表情ばかりが描かれている。これには世紀末パリの退廃的な夜の世界で「呪われた画家」と呼ばれながらポスター作家として持て囃された彼が、華やかな夜の世界でデカダンスを気取りながらも、如何に独りポツンと過ごしていたかを感じた。

その奥の扉。
「ソレ」が如実なのが女性を描いた作品だ。彼は女性の目をあまり描かないのだ。殆どの女性の顔には目が無い。描いたとしてもそこに陰を落とす。モチロン笑顔なぞない。それらの女性たちも彼が単に観察していただけなのだろうか。最も強く「感じた」のは娼婦達の絵だった。娼婦達が身支度をしたり、朝、女将さんに起こされる日常を描いているが、当然目も表情も、無い。服を脱ぐ娼婦の絵も数枚あったが、何故か後ろ向きであったり、もう1人別の男性がいたりする。奇しくも同時期に「着衣のマハ」が公開されているが、何故その様に彼を見つめ、欲情して官能的な表情をした女性を描かなかったのか。彼の強いコンプレックスのせいなのか。女性に対しての歪んだ視線を感じた。

ただ、唯一こちらを真っ直ぐ見つめる女性の絵があった。
木漏れ日をうけながらベンチに座る女性。その色遣いは美しく、タッチも柔らかであった。それは、彼の才能をいち早く見抜き、後押しし、彼が若くして亡くなるまで彼の心の拠り所であった、彼の母の絵であった。その絵の優しさに、ドッと疲れた。

ワタシ、変かなぁ~?考えすぎ?え?呑み過ぎか!(笑)
comments
06 
…ちょっと行ってみたくなった(笑)
05 
■xeroくん
レス、遅くなってすみません。
是非、行って見てください。美術館含め今回はなかなか良いですよ。
06 
初めまして。
ロトレック展を検索していて立ち寄りました。僕も美術鑑賞が好きです。
このロトレックの解釈、大変興味深いです。彼の屈折した内面は最近注目され、新たな解釈が生まれているそうです。それをずばりと書かれていて嬉しく思いました。lunaさんは感受性が大変強い方なんですね!

着衣のマハ、こちらの感想も是非書いてください。また寄らせて頂きます。
05 
■Porter様
お立ち寄り頂きましてありがとうございます。

ワタシは絵を描く事も出来ませんし、知識もありません。
なので、ただ感じた事を書いたまでです。なのでコメントに恐縮しています(笑)
感受性が強いとよく言われますが、自分ではサッパリわかりません。

着衣のマハも見たいですが、今はこっちの方に興味あります!
古賀新一展「怪奇伝説~ホラーに徹した54周年記念~」
→ttp://www.vanilla-gallery.com/archives/2011/20111121.html 最初にhを入れてください。

エコエコアザラク~の漫画家さんです。
このヴァニラ画廊は前回エロ劇画作家のダーティー松本氏の展覧会をやったりと、
あなどれません!
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人生、「酒」と「音楽」と「色恋」!

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