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Jelly Fish




それはまだ明石大橋が出来ていない頃の話だ。

ワタシは盆明けのSuma Beach・平たく言うと須磨海岸のオサレBar・Tricolour、通称「トリコ」で知り合った男に「ヨットに乗せてあげるよ」と言われ、ノコノコと舞子(まいこ)海岸に来ていた。舞子海岸とは神戸と明石の間にあり、今の明石大橋の出発点に程近い、つまり眼前に淡路島が結構大きく見える海岸で、須磨・・・イヤイヤ、Suma Beachよりずっとちいちゃく岩がゴロゴロある。そして、その岩陰に目をやるとタコでもイカでもフジツボでもない軟体系がウニウニと蠢く、別名「ホモ海岸」と呼ばれるBeachであった。

ヨットといえば石原家で、逗子のヨットハーバーで、船上での抜ける蒼い空と海である。ヨットって言うくらいだからヨットパーカーにデッキシューズでキメちゃう?いんや、ワタシにとってのヨットは「シャンパンと魚介類」、これしかないっ!ヨットも海もオトコもど~でもエエねん!シャンパンと魚介類を持ってこいや~!!だ。が、今ワタシがいるのはとてもヨットが停泊出来るマリーナとは縁遠いBeach。ハテ?とオトコを振り返ると、なにやらボートみたいなンを担いで来た。ナンやそら?バナナボートかいな?と聞くと、ボートじゃないよ!ヨットだよ。1人乗りのヨット・ディンギーだよ!と顔を赤らめて言った。ヨットって・・・ エンジンどこや?え?エンジンないの?ならどうやって動かすの?はぁ?風ぇ?風の方向に帆を向けながら進むぅ?・・・・帰らしてもらうわ!

「この後、ポートピアホテルのレストランでシャンパンと魚介をたらふく喰わすから!」と言う言葉に負け、水着で乗り込んだ初・ディンギー。プカプカ浮いて気持ちがいい。足で水面を蹴れば、残暑の日差しに飛沫が眩しい。ああ、夏よ終わらないでくれぇ~!♪Stop The Season in the Sun~ 夏よ逃げないでぇ~くぅ~れぇ~♪少々上機嫌だ。その側でオトコはバシャバシャとアザラシの如く帆を動かしては反対側に潜り、動かしては潜りしていた。人がエエ気分やのにバシャバシャ五月蝿いやっちゃ!と思った瞬間、そのオトコが大きく万歳した。万歳して手を左右に大きく振った。ん?友達でもおんのかいな?とBeachを見れば、なんだかザワめいて黒山の人だかりだ。ワーイ♪とワタシも大きく手を振った。するとBeachから西風に乗ってこんな言葉が聞こえてきた。「大丈夫かぁーっ!!今海上警備に連絡したぞーっ!!!」

・・・・・・・・・・・な、流されとんのかいっ!!!!

「ちょっとぉ!ひょっとして流されとんの??」
「う、うん。そうみたい・・・」
「そぉ~みたいて、どぉ~いう事やねんっ!!!ええっ!!とりあえずアレや、アンカー落とさんかいっ!!」
「・・・・・忘れた・・・」 「はぁ?」 「アンカー忘れた・・・」 「ほんならオマーがアンカーにならんかいっ!!」

ギャーギャー騒いでいる間に、Beachはどんどん遠くなった。もう、アカンな。怒ってもどうにもならんわ。こうなったら自然には逆らえんのぢゃ・・・ うって変わった海水の冷たさがワタシをそう観念させた。なので、ディンギーにまたがりプカプカ浮き続ける事にした。観念して海を眺めればところどころに美しい煌きが見える。なんだろう?と目をこらす。ゆぅらゆぅら、「漂う」と言う表現はまさしくこの事を言うのだろうと思いながらソレを両手ですくってみた。ヌルッ・・・

くっ・・・ クラゲぢゃぁ~っ!!!!!!!

オトコがいきなりバシャバシャと、まるでモリで突かれた鮭の様に体をビチビチと動かした。な、なんやねんっ!と見ますれば、それは仰るとおりの水母・クラゲであった。「お盆を過ぎると海にはクラゲがたくさん出るから、刺されない様に気をつけなさいね。」という出掛けの母の言葉を思い出した。思い出したがもう遅いっ!周りはクラゲだらけっ!ディンギーは相変わらずどんどん流されている。潮に乗ってワタシ達とクラゲは同じ速度で流されている。Shit!舌打ちをしていると、なにやら股間にヌル感を感じた。ん?と見るとディンギーをまたいでいるワタシの股間にJelly Fishがっ!!Oh!My God!!!股間にクラゲっ!!!さっ、刺すなよ!なっ、頼むから刺さんとってくれ!なんもせんから!下手に刺されたら、ワタシの今後の人生に於ける煩悩の70%がアカンようになるわ!横でビチついているオトコをディンギーから蹴り上げ、クラゲを取ってもらったら、目の前に「巡視艇」と書かれた大きな船が来た。「今からハシゴおろすから、まずはオネーチャンから上がってきて~」 ああ、助かった。クラゲから助かった。刺されんでよかった。
ああ、クラゲ。ワタシはハシゴを上る間、ずっとそう想っていた。

「あのなぁ。ここは事故のメッカやねん。サーファーもウインドも、よ~さん人流されんねん。せやから禁止しとんねんけど、ど~してもやりたがるんやなぁ~。浜が小さくて人少な~て、淡路が目の前に見えるから、みんなアホにしよるけど、そんだけ海の幅がぎゅぅっと狭くなってるから、流れがごっつい早いんや。平均で5~6ノット。最近は橋の工事で余計に狭くなってるから7ノットはあるんやで?7ノットもあったらアンタ、舞子から2時間弱で大阪の南港到着や。ほんま、気ぃつけや?」

船に回収されたディンギーはバキバキに傷つきほとんど使いモンにならんかった。ワタシは、そのオトコの顔にクラゲをなすりつけたい気分いでいっぱいだったが、ディンギーよりも傷ついたオトコの顔にナニも言えず、そのまま無視して船を降りた。

そのオトコに「クラゲの酢の物でも食べに行こか?」と優しい言葉を掛けれるほど、当時のワタシはエエ女ではなかったのだ。


comments
No title 
クラゲっすか!

クラゲといっても、馬鹿に出来なくて、実は本体からちぎれた足でも刺します。
海水を飲んでしまったら、その中に触手が入っていて、気管をさされ、窒息して死にかけたなんて話を聞いたことがある。

とは言え、タコクラゲ、サカサクラゲなど、無害でおもろいのもいます。

しかし、よーハッテンバから船だしはったなぁ。
No title 
■まんちゃん
あのね。そんな詳細事項は聞きたくない!
それでなくてもクラゲが苦手になったのにっ!

>ハッテン場~
ハッテンしてた人達もスゴく心配してくれたんだよ~
No title 
おもしろうて、やがて悲しきヨットかな

皆さん神戸の海にはいろんな思い出をもっておられますなあ。
わしもときどき感傷にひたりながら須磨の海岸を歩きますが、次回は時速7ノットで流されてゆく姐さんの姿を想像して、噴出すこと必至です。
No title 
■あっくん様
同郷として、舞子浜を思い浮かべて頂けましたでしょうか?
今年のお盆に帰省された際には、是非須磨海岸へ行ってください。
そして、思い出してください。

クラゲと一緒に7ノットを・・・
結構速いですよ。スピード。
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